香典返しは感謝のメッセージが詰まったものを選ぼう

故人をしのんで参列して下さった方には香典を頂いたお返しを送るのが一般的です。本来ならば葬儀が一通り終わって、弔問頂いた住所にお贈りするものでしたが、現在では葬儀場に見えられた方にお帰りの際にお渡しすることが多くなってきました。それにつれ、香典返しも持ち歩くのに便利な荷物にならないものが多いです。
まず、香典返しは感謝のこもった贈り物であることを考えて選ぶ必要があります。葬儀社のサービスが進歩し、遺族の負担を減らすことができるというメリットからか、プランの中に組み込まれたものであることが多く、お茶やお塩、お砂糖などが自動的に選ばれることが多いです。
しかし、わざわざ遠くから故人に別れを告げに来て下さる方も多くいらっしゃるはずなので、悲しみに包まれたお葬式だからこそ声を大にして言えないありがとうを伝えられるものにしましょう。
今では、メッセージカードを付けられるものも増えてきました。サービスの内容によっては喪主や遺族の体温を感じられる手書きメッセージを印刷してくれる場合もあるそうです。
また、お葬式には故人の意向が強く反映されるものが多いので、故人の好きだったお菓子が香典返しに選ばれたり、通夜振舞いに故人の好きだった料理をお出しする場合があったりします。
故人との最後のお別れに来て下さった方への香典返しには感謝と故人との思い出がよみがえる物を選びましょう。そして、少しでも皆が微笑ましい気持ちで送り出せるようなものであれば、なお良いです。