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包茎を恥ずかしいものとする日本の文化

日本の中での包茎の文化的な記述は少ないもので、いつから「包茎は恥」という文化が生まれたかについては定かではありません。性風俗史であっても性器についての文献は少ないものでして、あっても夜這いについてや小屋での複数での交わりに関しての文献です。昔の農民の中での娯楽は少なく、性行為が娯楽としてあったということです。包茎に関しての記述としては江戸時代の国学者である人が外国人の男性器を見て、揶揄するという表現があったり、外科医の手術記録である「お坊さんの包茎を治したところ僧侶は大喜びをした」と記載があります。江戸時代の川柳の中で「皮かぶりでは無いからと御縁組」というのがありまして、江戸時代には「包茎は恥」とする文化がすっかり定着していた模様です。
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