日本の中での包茎の文化的な記述は少ないもので、いつから「包茎は恥」という文化が生まれたかについては定かではありません。性風俗史であっても性器についての文献は少ないものでして、あっても夜這いについてや小屋での複数での交わりに関しての文献です。昔の農民の中での娯楽は少なく、性行為が娯楽としてあったということです。包茎に関しての記述としては江戸時代の国学者である人が外国人の男性器を見て、揶揄するという表現があったり、外科医の手術記録である「お坊さんの包茎を治したところ僧侶は大喜びをした」と記載があります。江戸時代の川柳の中で「皮かぶりでは無いからと御縁組」というのがありまして、江戸時代には「包茎は恥」とする文化がすっかり定着していた模様です。
包茎に関して日本人の印象は特別なものと言えるでしょう。日本では仮性包茎というものを包茎そのものと見ており、そのせいでコンプレックスを抱いている男性が大勢います。しかしながら、日本以外では包茎とされるのは真性包茎と言われているもののことで、仮性包茎なら正常なものとしているので特別視されるといったことはないようです。例えば成長途中で仮性包茎と思い劣等感を抱えるのでしたら、大人になるに伴って先端が剥けたままになる可能性もありますので成長期が過ぎるまで待ちましょう。日常的に包皮を剥いて衛生的にすることで精神面はともかく体の方は何も問題はありません。
包茎の手術でのリスクはありますでしょうか。最初に、手術の時の傷跡はどうなるかを必ず確認してください。メスの手術ならば、3mm~4mmの傷跡が残るようになり、レーザー手術ならば、1mm程度で済むのです。そして亀頭、下の部分に上手に収まるような手術なら、傷跡もほとんど見えなくなります。
そして通院についてですが、今は、ほとんど通院を必要なくなりました。自分で術後の処理を行うということはとても神経を使うものです。クリニックを選択する時、通院のあるなしで治療期間が短く済むかというところを確認いただくようにお願いします。また術後、消毒をする為に、包帯を外さなくてはならず、術後3日間くらいの消毒の時は、神経を使うものであって、痛みを伴ってきます。